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何人いてもいいね。グラス界のオールラウンドプレーヤー。

2022.10.28

初めてビアグラスをそろえるなら、まずは「ゴブレット」がおすすめ。

ビール以外にも使える用途の広さと、使いやすさが魅力です。

ゴブレットとは

ひと言でいうと、脚と土台のついた取っ手がない杯(さかずき)。

それがゴブレットです。

ゴブレー、と呼ばれることもあります。

もともとは酒杯として使用されていましたが、現代ではお酒に限らず幅広い用途に使われています。

容量は、約240~360ml。

ガラス製のほかに、陶磁器や金属のものもあります。

ワイングラスとの違い

見た目がよく似ているためワイングラスと混同されることがありますが、両者には歴然とした違いがあります。

それは脚の長さです。

ワイングラスはワインを飲むことに特化しているので、グラスを持つ人間の体温が伝わってワインの温度が変化してしまわないように、脚が長くつくられています。

一方、ゴブレットの脚は短め。親指と人さし指、2本の指で挟んで持てるくらいの長さです。

容量にも違いがあります。

ワイングラスは、適量のワインが飲めるように、やや少なめ(90~150ml)の容量を想定してつくられています。

それに対してゴブレットは、ビールやカクテル、ソフトドリンクなども入れられるように容量は多めです。

ゴブレットを最初におすすめする理由

最初のビアグラスにゴブレットをおすすめすする理由その一は、雰囲気をパッと変えられる器量のよさです。

これまでジョッキやタンブラーだけだったところにゴブレットを投入するだけで、テーブルが華やぎます。

理由その二は、用途が幅広いことです。

ビールに限らず、ワインやカクテル、ジュースまで、どんな飲み物を注いでも洗練されて見える。

耐熱性があるものならホットドリンクにも使える。

飲み物だけでなく、サラダ、ヨーグルト、パフェ、アイスクリームなど食べ物まで盛り付けられる万能選手です。

脚が短く安定感があるため扱いやすく、子どもがいる家庭でもそれなりに気軽に使えるのが三つ目の理由です。

ビールは香り高いものを合わせて

そうそう、肝心のビールについて。

ビールをゴブレットで飲むと、タンブラーなどストレートな形状のグラスに比べ、ビールはゆったりと口元に流れ込んでいきます。

そのため、ビールが口の中に長くとどまって、舌全体でビールの味わいを楽しむことができます。

特にボディのカーブがゆるやかで口がすぼまったゴブレットは、グラスの中に香りを閉じ込めるので、飲む前にじっくり時間をかけて香りを味わいたいビールに最適です。

選ぶときは、注意深く形を見てみましょう。

タンブラーのように直線的なものや飲み口が広がったもの、グラス部分が角張ったものなど、よく見るとさまざまな形状があることに気づくくはず。

飲み物以外の用途も想定して選べば、後悔しません。

オールラウンドプレーヤーの獲得で、ますます食卓の活性化が期待できそうです。

【ビアグラスについてさらに知りたい方はこちら】

https://beer-journey.jp/611/